船のエンターテイメントはパーティばかりではない。昼間からいろいろ船客を退屈させないために催しを考える。朝食がすむとラウンジではエアロビクスのトレーニング、美人のインストラクターが例の半袖水着のような服にレッグウォーマーで教えている。ちゃんと船客もエアロビクスのウェアを着ているからこの催しを知っているのだろうか。会話教室もある。アメリカ人がほとんどだから英会話ではない。メキシコ航路の時はもちろんスペイン語教室だった。
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私もちょっとのぞいてみた。英語でスペイン語を教えるのだから日本人にとっては二つの会話を教わることになる。結局ほとんどわからなかった。この他、ダンスを上手に踊るためのダンス教室、絵画教室、刺繍教室なども開かれている。面白かったのはおばあさん集まれの会。船内のおばあさんがサロンに集まる。自己紹介して孫の写真を見せあったりしている。いちばん年齢の高いおばあさんと若いおばあさんがプレゼントをもらう。若いおばあさんはほんとに若かった。四〇代ではないかな。とにかく旅客の大半を占めるアメリカ人は非常にすなおで人が好い。たのしみ方があっけらかんとしているのはうらやましいことで、船旅がうまく行くのもこういういい人たちのおかげなのだろうと思った。